画質モード | 記録フォーマットの種類 | JPEGサイズ(解像度) | 画質 |
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JPEG | 小 | 普通 |
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JPEG | 中 | 普通 |
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JPEG | 大 | 普通 |
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JPEG | 大 | 良い |
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RAW | - | − |
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JPEG + RAW | 小 | 普通 |
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JPEG + RAW | 中 | 普通 |
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JPEG + RAW | 大 | 普通 |
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JPEG + RAW | 大 | 良い |
記録フォーマットの違いについては後ほど詳しく説明します。
まずは画像サイズと画質の選択のしかたについてみていきましょう。
大は小を兼ねる!画像が大きくて(解像度が高くて)画質は良いほうがいいに決まってるジャン(^^)
と思うかもしれないですが、画像が大きくなればなるほど、画質が良いほど画像ファイルの大きさが大きくなるため
メディア(SDカードなど)に記録できる枚数が少なくなってしまいます。
また、カメラの内部では撮影した画像を画像処理したあとに記録するため、画像が大きいほど処理時間も遅くなってしまいます。
処理時間がかかるというはそのぶんカメラが働いているので電池の減りも早くなります。
じゃあS[N]がいいの(@_@)? と思うかもしれませんがそういうわけでもありません。
撮影した写真の使い道によって撮影モードは変えるのが基本です。
これは私の主観に基づく目安ですが、
写真は印刷しません。スマホで見るのがメイン | →![]() |
写真は印刷しません。パソコンで見るのがメイン | →![]() |
印刷します。記録として撮っておくのがメイン | →![]() |
印刷します。作品として楽しむのがメイン | →![]() |
こんなイメージで設定してもらえれば大丈夫だと思います。
写真の使用目的によって変える、といいましたがべつに一枚一枚設定を変える必要はありません。
写真を撮影するときはだいたい目的があるものですよね?
『友達と遊びに来た!今日の楽しい思い出を残しておきたい!』
こんなときは私だったら
・とにかくたくさん撮影したい!
・多分スマホで見るかパソコンで見る
・すごくいいのがあれば印刷するかもしれないけれど高画質である必要はないな〜・・・
・むしろ途中で電池がなくなっちゃったら困る
と思うので、画質モードはM[N]にすると思います。
『日本最大のひまわり畑。いい写真を撮影して六つ切り印刷して部屋に飾るんだっ!!』
こんなときだったら
・とにかく高画質
ということでL[F]一択ですね。
でも実際、写真旅行にでかけたら枚数もすごい撮るので予備のバッテリーとメディアは必ずもっていきます。
では次に先ほど後回しにした記録フォーマットについて説明します。
画像はJPEGにしないと見ることや印刷することができません。
JPEGで記録しておけば写真はすぐに見ることもできるし印刷することもできますが、
RAWで記録した画像はかならずパソコンで現像処理を行いJPEG形式として保存しなおさないといけないのです。
またRAWというのは生のデータという意味で使用されている言葉であり、正式な画像フォーマットとしての名称ではありません。
RAW画像のフォーマットは各メーカーにより異なるのでRAW画像をパソコンで扱うためにはそのメーカー純正の画像処理ソフトが必要となります。
(Photoshopなど汎用画像処理ソフトで扱えるものもありますが、処理できる項目や画像処理方法が違うため、せっかくRAWで撮影したのにあまり意味がなくなってしまいますので純正のソフトを使うことをおススメします)
RAWが撮影できるカメラは付属品でそのメーカのRAWを扱える画像処理ソフトが入っていると思うのでご安心ください。
めんどくさいことばっかじゃん!!(゜д゜#)
そうなんですが、RAWは撮影設定の失敗を帳消しにしてくれる というすばらしい利点があるのです。
たとえば・・・
晴れの日の屋外撮影なのに、ホワイトバランス設定を電球にしてしまって全部青みがかった写真になってしまった・・・
こんなとき画像補正ソフトを使って色味の修正をすると思うのですが、このときにJPEGで保存されているかRAWで保存されているかで仕上がりが変わるのです。
まずJPEGでは画像補正時に修正する項目がわかりづらいですね。
青みがかった画の色を修正するときにどの項目を変えればいいか慣れている人でないと難しいです。
一方RAWではホワイトバランスを修正するという項目があるのでWBの失敗だったらまずここを変えればいいんだな、と
非常に直感的に操作できると思います。
そして仕上がりももちろん青みを取るための修正をしたのと、失敗の原因を直したものでは
失敗の原因をなおしたものの方がより実際撮りたかった写真に近い(むしろほぼ同じ)になります。
そして大きな特徴は、保存時の画質です。
JPEGの場合は一度カメラ内部でJPEGに圧縮されており圧縮された画像を補正してさらに保存する際に再圧縮する必要があるので
画質の劣化が避けられません。(コピーした印刷物のコピーを繰り返すと画質が劣化するようなイメージ)
しかしRAWの場合圧縮されていないデータをそのまま補正し保存するときにはじめて圧縮するため、
もともとカメラでJPEG撮影したときと同じレベルの画質で画を作ることができます。
またがRAWをJPEGに変換する際にJPEGのサイズ(解像度)や画質(NORMALかFINE)を選ぶことができるので
カメラ撮影時にそのあたりを意識しなくても良いというのも利点です。
とはいえRAWはやはり面倒くさいですし、処理時間がながかったり容量が大きかったり扱いにくいのも事実です。
プロやアマチュアのカメラマンはRAWで撮影することが多いですが、趣味の写真だったらRAWで撮影しなくてもいいかもしれないです。
しかし、せっかくカメラにRAWの機能があるのであればRAW撮影をしてカメラの楽しさを増やしてほしいなーと思います。
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